むらのできごと
2016.02.05
今月のオススメ図書(2016年2月)
2月といえばバレンタインということで、今月は恋愛小説をご紹介します。
ラブコメの女王・有川浩さんの「レインツリーの国」や、新堂冬樹さんの「忘れ雪」、
今話題になっている住野よるさんの「君の膵臓を食べたい」など、様々な恋愛を描く8冊を選んでみました。
普段あまり恋愛小説を読まない人も、この機会にぜひ読んでみてください。
「君の膵臓を食べたい」 住野よる著
偶然僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。
それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もう幾ばくもないと書かれていて-。
病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。
【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、終わりから始まる物語。
「レインツリーの国」 有川浩著
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。
共通の趣味をもつ二人が接近するのにそれほど時間はかからなかった。
まして、ネット内時間は流れが速い。
僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。
だが、彼女はどうしても会えないと言う。
かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるをえない、ある理由があった-。
「忘れ雪」 新堂冬樹著
瀕死の子犬を偶然拾った深雪は、”忘れ雪に願いをかければ必ず叶う”
という祖母の教えを信じて、子犬の回復を願った。
そこへ獣医を目指す桜木が通りかかり、子犬を治してしまった。忘れ雪の力は本当だったのだ!
不思議な力に導かれて出会ったふたりは、次第に惹かれあってゆく。
やがて別れの時を迎えた深雪と桜木は”7年後の同じ時間、同じ場所”での再会を約束するが・・・。
愛しているのにすれ違うふたりの、美しくも儚い純愛物語。
「小説 秒速5センチメートル」 新海誠著
「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」
いつも大切なことを教えてくれた明里、そんな彼女を守ろうとした貴樹。
小学校で出会った二人は、中学で離ればなれになり、それぞれの恋心と魂は彷徨を続けていく。
「感情8号線」 畑野智美著
荻窪、八幡山、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布はすべて環状八号線沿いにある街。
直線距離では近いけれど、電車で行くのは不便だ。
同じ道沿いだけれど、街の雰囲気も住む人々の生活レベルも全然違っている。もちろんそれぞれの悩みも・・・。
すぐそこに幸せはあるはず。なのに、どうして遠回りしてしまうのだろう。
環状八号線に住む人々のリアルで切ない恋物語。
「陽だまりの彼女」 越谷オサム
幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっこだった彼女は、
モテ系の出来る女へと驚異の変身を遂げていた。
でも彼女、俺には計り知れない過去を抱えているようで-。
その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる!
誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさもすべてつまった完全無欠の恋愛小説!
「夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦著
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、
大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。
けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する”偶然の出会い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。
そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。
キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。
「探し物は恋なんです」 白石まみ
彼氏いない歴=年齢のOL、直美29歳。仕事も家庭も手に入れたいと願う、陽子30歳。
お嫁さんになりたい歴女、麻衣子27歳。自分とお金しか信じない女、聡子33歳。
女子会好きの現代っ子、愛22歳。仕事に疲れてしまった、千草37歳。
超恋愛氷河期を生きる女性たちの声が連作短編に!
恋や人生を探しているあなたへ、元気が出る6つのストーリー。
教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。
役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで
365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。
この機会に一度足を運んでみてください。
投稿者:教育委員会