むらのできごと
2016.01.14
今月のオススメ図書(2016年1月)
今月は、時代小説をご紹介します。
今年の大河ドラマの主人公である「真田幸村」や、来年の大河ドラマ主人公の「井伊直虎」、
羽生結弦選手が演じたことで話題になっている「安倍清明」などが活躍する小説や、
映画化された「のぼうの城」、「清洲会議」、「利休にたずねよ」などの原作小説を選んでみました。
普段あまり時代小説を読まない人も、この機会にぜひ読んでみてください。
「真田三代」 火坂雅志著
六文銭の旗印のもと戦国乱世を駆け抜けた真田一族は、
古くから戦国武勇伝の白眉として人々を魅了している。
山あいの小土豪から台頭し戦国時代を彩った真田家とは何者だったのか。
幸隆・昌幸・幸村の三代を描きつくす、戦国一大叙事詩。
「剣と紅」 高殿円著
「紅はいらぬ、剣を持て」
井伊家二十二代目当主直盛の娘・直虎は、言うが早いか、
強引に結婚を迫る相手の腰から刀を抜き取り己の髪を切り落とした-。
のちの徳川四天王、「井伊の赤備え」で武勲を誇った井伊直政の養母にして、
遠州錯乱の時代に一命を賭して井伊家を守り抜いた傑女の、比類なき激動の人生。
「陰陽師」 夢枕獏著
平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、
時には同じ屋根の下に、息を潜めて一緒に住んでいた。
安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。
死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせ
この世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、鮮やかに解決する。
「のぼうの城」 和田竜著
時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。
周囲を湖に囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。
城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。
智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった・・・。
「清洲会議」 三谷幸喜著
信長亡きあと、清洲城を舞台に、歴史を動かす心理戦が始まった。
猪突猛進な柴田勝家、用意周到な羽柴秀吉。情と利の間で揺れる、丹羽長秀、池田恒興ら武将たち。
愛憎を抱え、陰でじっと見守る、お市、寧、松姫ら女たち。キャスティング・ボードを握るのは誰なのか?
五日間の攻防を「現代語訳」で綴る、笑いとドラマに満ちた傑作時代小説。
「利休にたずねよ」 山本兼一著
女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、
おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭へと昇り詰めていく。
しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、切腹を命ぜられる。
利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出した恋とは、どのようなものだったのか。
思いがけない手法で利休伝説のベールが剥がされていく長編歴史小説。
「恋歌」 朝井まかて著
幕末の江戸で熱烈な恋を成就させ、天狗党の一士に嫁いで水戸へ下った中島歌子。
だが、尊皇攘夷の急先鋒である天狗党は暴走する。
内乱の激化にともない、歌子は夫から引き離され、囚われの身となった。
樋口一葉の歌の師匠として知られ、明治の世に歌塾「萩の舎」を主催し、
一世を風靡した歌子は、何を想い、胸に秘めていたのか。
「左近」 火坂雅志著
人は竜になれない。だが、努力次第で限りなく竜に近い漢(おとこ)になることはできる-。
”石田三成に過ぎたるもの”と称えられた戦国武将・島左近清興の知られざる生涯を描いた長編小説。
教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。
役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで
365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。
この機会に一度足を運んでみてください。
投稿者:教育委員会