むらのできごと
2015.08.10
今月のオススメ図書(2015年8月)
ふと、「最近泣いてないな」とか「思いっきり泣いてすっきりしたい」とか思うことありませんか?
今月はそんな人にオススメの泣ける小説をご紹介します。
感動する物語や切ない物語などなど、涙なしには読めない作品を選んでみました。
涙を流すことはストレス解消にもなるそうなので、この機会にぜひ読んでみてください。
「世界から猫が消えたなら」 川村元気著
ある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告された僕。
絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。
その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」
という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。
僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。
「君の膵臓を食べたい」 住野よる著
ある日、高校生の僕は1冊の文庫本を拾う。
それはクラスメイトである山内桜良が綴った秘密の日記帳だった。
偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。
自分とはまるで正反対の彼女に、徐々にひかれていく自分。だが、世界は残酷な現実をつきつける――。
〈名前のない僕〉と〈日常のない彼女〉そんな二人が織りなす物語。
「昨夜のカレー、明日のパン」 木皿泉著
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ―。
七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。
結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、
まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。
なにげない日々の中にちりばめられた、「コトバ」 の力がじんわり心にしみてくる連作長編小説。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 七月隆文著
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。
高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。
気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。
「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。
彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
「100回泣くこと」 中村航著
実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」
といわれる。 ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。
四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、
そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。
彼女は、一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。
幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた―。
「博士の愛した数式」 小川洋子著
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。
彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、80 分しか記憶を維持することができなくなったという。
数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。
しかし「私」の10 歳の息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。
あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。
「カラフル」 森絵都著
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。
だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。
自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。
真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。
「ツナグ」 辻村深月著
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、
親友 に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……。
ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅 は、何をもたらすのだろうか。
教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。
役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで
365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。
この機会に一度足を運んでみてください。
投稿者:教育委員会