むらのできごと

むらのできごと

2015.07.08

今月のオススメ図書(2015年7月)

今から151年前の1864年7月8日(元治元年6月5日)、京都の旅館・池田屋に潜伏していた

長州藩・土佐藩などの尊王攘夷派志士を、京都守護職配下の治安維持組織である新選組が襲撃した

「池田屋事件」が起きました。それまで壬生狼と呼ばれ恐れられていた新撰組の名前は、

池田屋事件とその後の禁門の変の功績によって、天下に轟くことになりました。

今月は、151年たった今も根強い人気を誇る、新撰組隊士の姿を生き生きと描いた作品をご紹介します。

 

「燃えよ剣」 司馬遼太郎著

 幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。

 武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、

 浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、

 己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。

 

「土方歳三」 富樫倫太郎著

 日野の豪農の家に生まれながら、生来の負けん気の強さから周囲の手を焼かせていた土方歳三。

 ある日たまたま喧嘩の助太刀に入ったことで、勝五郎という少年と知り合う。

 これがのちの近藤勇との出会いであった。

 勇と話すうち、歳三はある決意を抱く― 「強くなりたい。強くなって、必ず武士になってやる」。

 幕末の激動を駆け抜けた男の生き様を描いた歴史大作。

 

「一刀斎夢録」 浅田次郎著

 「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」―最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。

 明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が 近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、

 新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ。

 

「池田屋乱刃」 伊東潤著

 「私は卑怯な男だ」。死の床についた長州の英雄・木戸孝允こと桂小五郎が、

 かつての同僚にある真実を語り始めた―。

 「池田屋事件」。 池田屋で新選組に斬られ散っていった各藩の志士たち。

 吉田松陰や坂本龍馬といった熱源の周囲で懸命に生き、日本を変えようとした男たちの生き様と散り際を、

 最注目の作家が熱く描いた「志士たちへの挽歌」。

 

「壬生義士伝」 浅田次郎著

 小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。

 貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。

 “人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。

 元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。浅田文学の金字塔。

 

 

教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。

役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで

365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。

この機会に一度足を運んでみてください。

 

 投稿者:教育委員会

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