むらのできごと
2014.10.07
今月のオススメ図書(2014年10月)
今月は桜木紫乃(さくらぎ しの)さんを特集します。
北海道出身の桜木さんは「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞しました。
「新官能派」のキャッチコピーでデビューした性愛文学の代表的作家ですが、
人間の本能的な行為としての悲哀という描き方であり、過激さは高くありません。
実家がホテルローヤルというラブホテルを経営していたことから、
数々の作品にこの名が登場します。
秋の夜長の読書にはぴったりな小説かもしれません。
「凍原/桜木紫乃」
湿地に足を取られて死んだ者は、永遠に水の中を彷徨っている・・・。
釧路湿原で発見された他殺死体。被害者が開けたのはパンドラの箱だった。
「ラブレス/桜木紫乃」
北海道、極貧な愛のない家。昭和26年、百合江は奉公先を逃げ出し旅の一座に。
歌が自分の人生を変えてくれると信じて。それが儚い夢であっても・・・。
「ホテルローヤル/桜木紫乃」
恋人からヌード写真撮影に誘われた店員、親に家出された女子高生、
妻の浮気に耐える高校教師、ホテル経営者も複雑な事情を抱え・・・。
第149回直木賞受賞作。
「誰もいない夜に咲く/桜木紫乃」
親から継いだ牧場で牛の世話をする秀一は30歳になるまで女を知らない。
彼が中国から迎えた花海とかよわす言葉にならない想いとは・・・。
教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。
役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで
365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。
この機会に一度足を運んでみてください。
投稿者:教育委員会