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教育行政執行方針

Ⅰ はじめに

 

 令和4年第1回定例会の開会に当たり、赤井川村教育委員会の所管行政の執行に関する主要な方針について申し上げます。

 人口減少やグローバル化の進展などにより人々の価値観や生活様式が大きく変わるとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大により先行きが不透明な状態が続いており、従来の知識や経験だけでは答えを見つけることが難しい時代となっています。

 このような時代に、様々な困難に向かってよりよく生きていくためには、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を尊重し、協働しながら社会の変化を乗り越えていくことが必要であり、教育には子供たちが豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるよう、その資質や能力を育成することが求められています。

 また、このような時代だからこそ、生涯学習の理念に基づき、村民一人一人が学び続け、豊かな人生を送ることができるよう、学習できる環境を整えることが大切であると考えております。

 

 本年度も引き続き、村議会議員並びに村理事者のみなさまの深い御理解と村民各位の温かい御支援の下、教育の諸活動が円滑に推進できるよう取り組んでまいります。

 

Ⅱ 教育行政に臨む基本姿勢

 

 こうした認識の下、教育行政推進の基本姿勢を申し上げます。

 

 一つ目は学校教育についてです。SDGsの理念である「誰一人取り残さない」という考え方を基本とし、持続可能な社会を形成していくために児童生徒が自ら考え、解決していくための手段としてICTの活用、コミュニケーション能力の育成をすすめていくことが必要であると考えています。
 また、これからの時代においては知識を得ることを主とした教育から、個人の長所や優れた部分を発見し、伸ばしていくことを中心とした教育でなければならないと思っています。

 子供たちの資質・能力の育成に向けては、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させることが重要であり、GIGAスクール構想で整備されたICT環境を最大限に活用し、すべての子供たちの可能性を引き出すよう努めます。

 また、保育所と小学校、小学校と中学校が連携し、個々の学びと育ちを支える赤井川スタイルの取組の充実を図るとともに、教育環境の整備を進めながら、村全体で子供たちの「生きる力」を育む教育の実現に努めます。

 

 二つ目は社会教育についてです。社会教育では、「第四期赤井川村総合計画」後期基本計画の策定を受け、「第12期赤井川村中期社会教育行政計画」の見直しを図り、令和4年度に向けた後期計画を策定したところですが、これに基づき、点検・評価を行いながら関係機関・団体・学校・地域の機能を生かした事業実施に努めるとともに、社会教育施設の運営について計画的な維持管理に努め、村民にとって日常的に使いやすい施設となるよう努力します。

 また、コミュニティスクールの取組による、学校教育と社会教育の連携を通した教育内容の充実と人材育成を図ってまいります。

 

施策の実行にあたっては、効果的な推進を目指し、重点項目を絞った施策を実行します。

 

 

Ⅲ 重点施策の展開

次に、令和4年度の重点施策について申し上げます。

1 地域とともにある学校づくりの充実

 

  第1は、「地域とともにある学校づくりの充実」であります。

 

 令和2年度末にスタートした「学校運営協議会」は3年度から本格運用が始まりました。「地域学校協働活動」の活動と合わせ、学校、家庭及び地域が相互に協力し、地域全体で学びを展開していく「地域とともにある学校」づくりの充実を図ります。

 「社会に開かれた教育課程」の理念の下、子供たちに必要な資質・能力を社会と目標を共有して育成するとともに、「カリキュラム・マネジメント」を通して、教育課程の改善・充実を図ってまいります。

 

 

2 新たな時代に対応した教育の推進

 

第2は、「新たな時代に対応した教育の推進」であります。

 

 一人一人の子供がこれからの社会を生き抜く力を身に付けていくための「個別最適な学び」や「協働的な学び」を実現するために、ICT教育の充実、更にグローバル化に対応した教育の充実を図ります。

 ICT教育では、これまで重点的に整備した学校のICT環境、プログラミングロボットを有効活用し、情報活用能力やプログラミング的思考の育成を図るとともに、子供たちの発達段階に応じて、対面指導とともに遠隔・オンライン教育の双方の指導ができる体制の充実を進めます。

 また、昨年度から指定を受けて行っている国のデジタル教科書の先行実施検証事業の活用拡大を図ってまいります。

 グローバル化に対応した教育では、これまで本村が長く培ってきた国際交流の成果の上に、保育所での英語活動や小学校1年生からの英語授業、小中の乗り入れ授業、中学校での英検の全員受験と無償化の取組等を通して、引き続いて外国語教育の充実を図ります。またALTの任用については、契約を児童生徒の実態に合わせたプログラムに対応できる形態に替えることで教育内容の充実を図ります。

 

 

3 小中が連携して生きる力を育む教育活動の推進

 

 第3は、「小中が連携して生きる力を育む教育活動の推進」であります。 

 

 児童・生徒には、将来にわたって生きる力の支えとなる、知(確かな学力)、徳(豊かな心)、体(健やかな体)の調和の取れた教育が重要であり、義務教育9年間に系統性を持たせた「第2期赤井川村小中連携教育方針」を踏まえた教育活動を引き続き実践し、将来の小中一貫教育を見据えた連携教育の充実を図ります。

 小学校と中学校が同じ目線で個々の子供たちの成長を支えるという共通認識と、「自主性と主体性の涵養」という連携教育の目標を共有し、中学校卒業時における「あるべき姿」を

 『人間愛にあふれ、郷土に誇りを抱き、自己の夢や希  望に向かって歩む15歳』

 と定め、その姿を実現するために、「小中連携推進委員会」を核に、「赤井川村教育研究会」と連携して、課題に応じたプロジェクト(部会)における活動を推進します。

 

また、各校ごとに以下の取組を進めます。

 

【確かな学力】を育む教育の推進に向けては

 子供たちがこれからの社会や世界に向き合って関わり合い、自らの人生を切り拓いていくために、生きて働く「知識・技能の習得」、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等の育成」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等の涵養」が求められています。これらの力を育成するために、

 

 ・持続発展可能な社会の構築を基本理念とする学習指導要領に基づく社会に開かれた教育課程の編成・実施とカリキュラム・マネジメントによる改善

 ・全国学力学習状況調査の結果やチャレンジテスト等を 活用した学習指導の充実

 ・先進地視察と効果的な実践を取り入れた授業改善

 

を重点に取り組みます。

また、小学校での専科教員、小中学校での各種教員加配により、指導方法の改善とともに、系統的教科指導の充実を図ります。

 

【豊かな心】を育てる教育の推進については

基本的な倫理観や規範意識、生命の大切さや思いやりの心、美しいものに感動する心や自己肯定感を醸成させるために、

 

 ・考え、議論する道徳授業の職員研修と実践

 ・児童生徒の思いやり、信頼関係を基本とした生徒指導の充実

 ・学校図書の充実と読書活動への支援

 ・児童生徒が協同作業に取り組む植樹活動の実施

 

などを重点に取り組みます。

 

【健やかな体】をつくるための教育の推進については

体力は、意欲や気力にも大きく関わり、食べる事と同様に、子供たちが生涯にわたり心身ともに健やかに生きて行くための基礎となるものであり、

 

 ・全国体力・運動能力、運動習慣等調査や各種テストの実態把握に基づいた体育活動の改善、充実

 ・歯磨き指導、フッ化洗口や食育の充実など健康教育の推進

 ・部活動やクラブ活動の推進や少年団活動等との連携

 

などを重点に取り組みます。

 

4 教育環境の充実と保護者支援の充実

 

 第4は、「教育環境の充実と保護者支援の充実」であります。

 

 教育環境について、とりわけ学校においては、コロナ感染症に対応した環境の整備等を進めてきたところでありますが、施設の老朽化、耐用年数の経過等から修繕や更新を必要とする施設や設備が出ています。学校施設については、学校施設長寿命化計画を基本とし、国の補助事業の活用を北海道教育委員会と相談しながら、また、その他の社会教育施設についても、改善計画の策定、実施を進めてまいります。 

 またこれまで使用してきたスクールバスについて、経年劣化が進んでいることから、感染症対策を徹底した車両に更新いたします。

 

次に保護者支援についてであります。

これまでも、教育に係る保護者負担の軽減に努めているところですが、児童生徒が安心して充実した学校生活を送れるよう、

 

 ・学習教材への支援

 ・学校給食費無料化への支援

 ・部活動における全道、全国規模大会出場への支援

 ・漢字検定や英語検定などの資格取得者への支援

 ・高等学校生徒の就学支援の充実

 

などを重点に、本年度も継続して取り組みます。

 

 

5 心と身体の健康を目指す生涯学習の推進

 

 第5は、「心と身体の健康を目指す生涯学習の推進」であります。

生涯学習の中核となる社会教育については、「第12期赤井川村中期社会教育行政計画」後期計画を基本に、より多くの村民が生きがいを持って活動できるように、

 

 ・本と親しむ活動の支援や読書環境の充実

 ・各種団体と連携したレクリエーションスポーツの推進

 ・スポーツ施設の計画的整備

 ・郷土芸能伝承活動の支援

 ・郷土資料の活用をはじめ郷土を知る活動の推進

 ・学校教育活動と連携した国際交流事業の推進

 ・赤井川村文化祭の充実

 ・放課後子供教室の充実

 

などを重点に取り組みます。

 

Ⅳ むすび

 以上、令和4年度の本村教育行政の主な施策について申し上げました。

 本村が将来にわたって持続的に発展していくためには、地域を支える人材の育成を担う教育の役割は大変重要であります。学校教育の充実と豊かな生涯学習社会の実現に向け、村議会議員の皆様並びに村民の皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和 4年 3月 赤井川村教育委員会

 

学校教育係 kyouiku3@akaigawa.com 0135-34-6211

  

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